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Thankyou Volume.39

顧客づくりにつながる「情報発信」。

 最近では、多くの整備工場が自社でホームページやブログを開設したり、フィエスブックやツイッターを活用しているようです。こうした「情報発信」はいまや顧客づくりのための必須事項といっても差し支えないでしょう。なぜかといえば、今のユーザー、特に若い世代は会社が情報発信をしっかりやっているかどうかを重視しているからです。

 ”整備に関するノウハウは自分たちにとって価値ある情報だから出したくない”と思われるかもしれません。でもその価値ある情報を積極的に発信することは、新しいお客様に出会うチャンスとなります。

 ブログやフェイスブックに修理の様子を細かく投稿することは、はっきり言って面倒です。入庫時に撮影して、さらに途中経過を撮影して、また修理完了後に撮影…。診断機を使っているならその画面も撮影。そして修理の内容を書いて投稿。これを1回や2回だけでなく日々続けていくことは根気のいる作業です。一つ一つの作業は決して難しいものではありません。ほとんど誰でも出来るものです。ですがこの「誰でも出来ることを、誰もできないほ根気良くつづけること」で他を圧倒することができます。フェイスブックには「いいね」ボタンというのがありますが、そうした投稿には「いいね」が多く付いています。情報発信することが信頼につながっていきます。

 今の時代のユーザーは、自動車修理をどこかに頼むことになったら、まず「検索」して自分にあったところに依頼する傾向が強いです。整備技術を高めることももちろん大事なことですが、それと同時に「情報発信」も必要な時代となっています。ディーラーが「ブランド力」や「看板」で仕事を取っているとしたら、町の整備工場は「情報発信力」を鍛えることで対等に仕事ができるのではないでしょうか?(西山)

Catch Up the Trends

自動運転支援技術はどこまで進む? ~その1~

 最近、メディアでもよく取り上げられている『自動運転』。自動車業界のなかでも注目度が高いテーマです。実際、人口知能(AI)の技術で最も進んでいるのが自動運転技術だそうです。通信機能をもつコネクテッドや、Googleの参入など各サプライヤーやメーカーも開発を進めており、また、すでに路上ビーコンやFM多重での情報受け取りはあるものの、自動運転に必要な通信速度とデータ量などクリアすべき課題も多く、果たしてどこまで実現可能なのか、さらにインフラ整備にも膨大な投資が伴うものですので、最終的には政治判断を仰ぐ必要があるでしょう。

 しかしながら2016年5月にテスラモーターズのテスラモデルS車両がが自動運転中にトラブルを起こし、ドライバーが亡くなるという事故がありました。(オートパイロットは自動運転ではなく運転支援システムのレベルとの再確認!)
 現在SAE、OICA、NHTSA、VDA、国交省の各機関の自動運転レベルが0~5レベル案を提案しております。下の表がその一覧です。その中でも一般的に「自動運転」といえば、この表の「レベル4」にあたるものという認識があるようです。
 メルセデス新型Eクラスが完全自動運転に基づく(ドライブパイロット)システムが搭載されました。これは、ドライバーが主であり、運転支援システムの域を超えていません。
 これらの導入により各社とも技術観点からみれば自動運転は実現可能なのでしょうが、実用化からみると現段階では「レベル2」が今後国内では最も身近なものではないでしょうか。(次号につづく)

■SAEインターナショナルによる自動運転レベル案  ※黄色の部分が自動運転
レベル レベル0 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5
名称 No Automation Drive Assistance Partial Automation Conditional Automation High Automation Full Automation
概要 ドライバーがすべての運転操作を常時制御する。警告やシステムによる補助があった場合も含む。 特定の状態において、ひとつのシステムがステアリングまたは加減速の制御を行う。ドライバーは残るすべてを制御する。 特定の状態において、単数もしくは複数のシステムがステアリングまたは加減速制御を行う。ドライバーは残るすべてを制御する。 特定の状態において、自動運転システムがすべての運転操作を制御する。ドライバーが運転再開の要求に適切に応答することを期待する。 特定の状態において、自動運転システムがすべての運転操作を制御する。ドライバーが運転再開の要求に適切に応答しない場合にも対応する。 ドライバーが運転できるすべての道路環境において、自動運転システムがすべての制御を常に行う。
基本操作 ドライバー ドライバー システム システム システム システム
モニタリング ドライバー ドライバー ドライバー システム システム システム
バックアップ ドライバー ドライバー ドライバー ドライバー システム システム
システム作動環境 いくつかの運転モード いくつかの運転モード いくつかの運転モード いくつかの運転モード いくつかの運転モード すべての運転モード

情報誌『モーターファンイラストレーテッド№111自動車の論点』より図を引用

accident file

case46 BENZ E350ブルーテックエンジン警告灯点灯!

 「Thank You!№37で「アドブルー」について解説しました。アドブルーとは、水溶性の尿素液でNOx(窒素酸化物)を削減する排出ガス浄化システムのことです。今回はそのアドブルーに関するトラブルです。
 BENZ W212型 E350ブルーテックが、「エンジンチェックランプ点灯」ということで入庫してきました。診断機で点検すると、アドブルー(尿素水)のヒーター不良により液体を送るポンプにトラブルがあるようです。通常、アドブルーの補充はトランク内より補充します。残量を計測するためのレベルセンサーがあり、アドブルーの凍結防止のためにプレヒーター内に装着されています。リアトランク下側に取り付けてありますので、タンクを脱着しての作業となります。交換後は故障コードを消去し、症状が改善できていることが確認できたら完了です。単品供給ではなく、ASSY交換となりますので、非常に高額になります。

(福岡・フロント・岡田)

取材協力:RESTART様

case47 冷却水(クーラントLLC)の交換について

 LLCが効力を維持するのは約2年です。腐食性物質の生成、水アカの発生などの要因が加わって劣化していきます。近年では環境ガイドラインに基づき長寿命の『スーパーLLC』も採用されています。塩素(カルキ)による錆が全ての原因ではないのですが、2年に一度の冷却水の交換時には蒸留水で希釈するのが望ましいようです。
 冷却水の補充時には、水道水がよく使用されますが、クーラントの冷却水としては軟水で希釈します。硬水ではカルシウムやマグネシウムを多く含むので使用しないようです。
 適正な不凍剤と防食材とを混合することにより、冷却システムは正常に動作します。混合比については不凍防止剤の容器に記載されてあります。正しい混合比で交換し、水もまた重要な要素です。
 蒸留水の単体入手に関しては情報がありませんが、工業用の精製水、バッテリー補充液、軟水のアルカリイオン水、家庭で一度沸騰させてからの使用等で対応するしかありません。
ラジエターのドレンプラグからの排出には総容量の半分ほどで、エンジンブロック内の排出やフラッシングにはシリンダーブロックの側面から作業するなど大変です。交換後の冷却経路に残った空気を完全に抜けない等の構造もあるのでメーカーでは圧入しているようです。

(福岡・フロント・木田)

1)BOSCH KTS560 (次世代のイーサネットベースの診断)
2)ESI2.0 DVD EBR (既知の故障)

 近い将来多くのメーカーの判断に、イーサネットベースの新しい診断インターフェースを使用するようになってきます。これはDoIP(インターネットプロトコルによる診断)とも呼ばれています。
DoIPのメリットは、従来のコントロールユニットへのデータ転送技術と比較して、最大100倍の転送速度があることです。

 1)BOSCHのコントロールユニット診断モジュール「KTS560は、一般的な車両インターフェースと同時に、将来のイーサネットベースインターフェースにも対応しています。

KTS560

 2)これに加えESI2.0のDVDに新しく「EBR(経験に基づく情報)」が増えました。このEBRには現在すでに50万件の故障事例、車両の組み合わせが登録されており、データベースは日々増大しています。オンライン接続により常に最新の内容を閲覧できます。また、フリーテキスト検索により様々なワードで故障事例を検索できます。エラーコードがない故障の事例も登録されており、修理プロセスを効率化し作業効率もアップします。車両通信に加えて電圧、抵抗、電流の測定も可能です。

漏れの検査に最適
BOSCH SMT300(スモークリークテスター)

 リークテスターについては「Thank You!37号」でも紹介していますが、今回BOSCHのリークテスターが日本にも正規導入されました。CARB(カーブ/カリフォルニア大気資源局)の調査によると様々な車両の故障の30%はインテークシステムと関連しているそうです。車両の空圧回路、内圧テストで微小なリークを煙と蛍光剤で簡単に検知します。リーク箇所が非常に小さくスモークの放出が目視で確認できない場合、付属のUVライトを使用してUVダイの付着箇所やスモークを発見することができます。
排気システムや吸気システムの診断のほか、付属のスモークディフューザーを使用してボディのエアや水漏れ箇所のリーク箇所を特定できます。検索する車両にも安全に使用できる設計になっており、車両にダメージをあたえたり、車両保証に影響を及ぼすこともありません。

leakspot
リークの場所を擬似的にシミュレーションしています。
SMT300

製品はBOSCH AA公式YouTubeに掲載。6種類ほどの使用例の紹介があります。