WITHFORMATION(ウィズフォーメイション)では、輸入車パーツを販売しています。
お客様に安心していただけるサービスを提供していきます。

WITHFORMATION(ウィズフォーメイション)

Thankyou Volume.44

大変革期を迎えた自動車整備業界

今、自動車業界は100年に1度の大変革期といわれ、それによって産業構造全体に今だかつてない規模の変化が起きると予想されています。

今年5月、自動運転車に安全性確保を柱とする改正道路運送車両法が参院本会議で可決、成立しました。2020年に実用化を目指し、自動運転車の安全基準に関する法整備が今後整っていきます。自動車整備においては、分解整備の範囲を先進安全技術『特定整備』に改めます。

その様な中、自動車の保有台数は徐々に増加傾向に推移していますが、自動車整備業界の売り上げをみると、右肩下がりの傾向です。自動車整備業の売上は減る一方、車両の台数と認証工場は増えています。しかし自動車整備の専門学校への進学率は低迷しています。整備士を目指す若手の減少、現整備士の高齢化、工場後継者問題など、いずれも予断を許さない状況です。ユーザー自体も減少傾向にあり、他にもHV/EV自動車の普及、安全支援システムに関する新技術の影響もあり、自動車整備の新たな技術の導入や、データ収集などに対応できる人材育成が追いついていない状況です。

自動車整備業において勝ち組になるためにも、整備以外に目を向けて新たな展開をする必要があるでしょう。前回、テュフ認証制度を紹介しましたが、コンプライアンス(法令遵守)やCSR(企業の社会的責任)が重要視されています。損保会社と連携し、責任の所在を証明することにより、更なるビジネスチャンスが生まれるかもしれません。

整備業界は縮小傾向にあるので、将来への投資も容易ではないでしょうが、以前から案内しております厚生労働省での時間外労働改善、働き方改革の助成金制度の取り組みで支援を受けるという手段もありますし、あるいは、自社の利益を手元の資金としてプールしておいていざという時に活用できるように準備しておくという手段も大切です。

状況をしっかりと把握し、将来像を見据え、状況に適した投資を行うという姿勢が望まれます。

(西山)
Catch Up the Trends

今後の自動車事故分析に欠かせないEDR、CDR

航空機事故が起きた時、その分析に欠かせないのがフライトレコーダーですが、その自動車版が「イベント・データ・レコーダー(EDR)」です。このEDRから、事故発生時のデータを読み出すツールが「クラッシュ・データ・リトリーバル(CDR)」です。近年では、国内の自動車メーカー、大手損保会社、科学警察研究所、警視庁などの警察組織でEDR、CDRを活用する動きがあり、官民問わず広がっています。

EDR(イベント・データ・レコーダ)

EDRは、車両に一定以上の衝撃が加わると衝突前後の車速、ステアリング操舵角衝突規模、アクセル開度、ブレーキ操作等、さまざまな情報を記録します。EDRデータの解析によって整備や修理の責任が明確になり、整備事業者の修理責任に影響を与える可能性があります。

米国と欧州では、今後、自動運転の普及を見据え、自動運転車両へのEDR搭載義務化を検討しています。2020年までに車両への記録装置搭載義務化を含む制度整備の方針へ向かっている様子です。先進安全技術のエーミング作業は必須で、作業結果の保存も必要になります。誤った作業が原因で事故が起きた場合、整備事業者が責任を問われる事態も想定されます。

EDR説明

CDR(クラッシュ・データ・リトリーバル)

目撃証言や車体の損傷状況の調査などの既存の事故調査に加え、EDRデータを使用することにより、より客観性の高い分析を行うことができます。しかし、EDRデータの分析には自動車の制御システムの知識と診断の経験が必要です。また、自動車事故調査の知識と経験、運動量保存の法則、物理学の知識、エンジニア用語を理解するための英語読解力も必要です。

こうしたEDRデータの解析技術や知識を習得するためには専門のトレーニングが必要です。BOSCHでは、CDRによる事故解析ができる『CDRアナリスト』の認定トレーニングも開催しています。

今後も自動車の技術は大きな変化が起きると予測されます。ADAS(先進安全運転支援システム)をはじめエーミング作業、CDRもその一つでしょう。

問題は、自動車の技術が高度に進化することで、メカニックが進化に追いつけない状況が生まれてしまうことです。自動車整備業においては、常に最新の情報、幅広い知識を習得し続けることが大切だと思われます。

(参考資料画像 ボッシュ株式会社)
accident file

case55BENZ W205 C180 ヘッドライト交換作業

最近の車のヘッドライトは光源の急速な進化により、ハロゲンからキセノンに変わり、さらに近年LEDが周流になりつつあります。それに伴いヘッドライト自体の機能や性能もオートレベリングやオートマチックハイビームなど格段に進歩しています。交換の際は本体やコントロールユニットにコーディングが必要となります。

現在、メルセデス・ベンツのヘッドライトシステムではインテリジェントライトシステム(マルチビーム)やアクティブヘッドライトシステムが採用されています。本紙№42、№43でも紹介したようなADAS(先進運転支援システム)とも密接に関連しています。

W222やW205などに搭載されるこのヘッドランプも正しく作動させるためにはもちろんコーディングが必要になりますが、コントロールユニットECUはデータ空の状態です。
HIDヘッドライトではオフラインで数値の入力でコーディング可能でしたが、LEDヘッドライトになってからはコーディングデータが複雑化になっております。
従来までの方法と違い本体に張ってあるQRコードをベンツテスターXENTRYで使用して、LEDエクステリアランプ制御モジュールの作動開始処置を行わなければいけません。

ベンツヘッドライト ヘッドライトQRコード

オフラインでも可能ですが元の正しいECUデータを正確に読み出し書き込みが必要です。今後このようなパーツも増えておりますが、やはり情報の入手が必要だと思います。

(広島・フロント・山岸)

case56AUDI A4 ABA-8KCAB 2008年式
オイルチェックランプが消えない

エンジンオイルレベルのチェックランプ点灯、オイル量を確認後にオイルを補充したがチェックランプは点灯のままです。
次にオイル量を検知するオイルレベルセンサーの不良を疑い交換。症状は改善しません。…。
なぜ?ディーラーへ確認すると、フロントフードロックとオイルレベルセンサーが関連しているとのことです。フードロックにはマイクロスイッチが内蔵されており、スイッチが悪くなるとオイルレベルセンサーが誤作動を起こすようです。
AUDIの車種全般に採用されているようです(疑問?)

前号で紹介したように、VW、AUDIはエンジンオイルを消費しやすいためチェックランプ点灯のトラブルは多いですが、上記内容のような故障もあるようです。オイル補充の際、チェックランプが消えないからといって、補充過多にならないようにご注意を。

フードロック フードロック
(フロント・岡田)

究極のホイールバランス/タイヤ交換
HUNTER社 ロードフォースエリート ホイールバランサー

ホイールバランス、ホイールアライメントを修正したのにロードテストを行うとハンドルの振動や横流れが解決されず、足回りの測定は大変困難です。
これはタイヤ・ホイールの形状、質量、剛性などのミスマッチが原因と考えられます。
タイヤの性能を発揮させるには、タイヤ・ホイールの真円度が最も重要です。

ハンター社の『ロードフォースエリート』は、タイヤ・ホイールの隠れた振動・横流れを解決する「ロード・フォース測定機能」を搭載。独自のロードローラーで、より走行時に近い状態を再現し、ラジアルフォース・ラテラルフォースを測定。タイヤの縦剛性、横流れの原因を自動的に診断・表示します。

ロードフォースエリート
ロードフォースエリート ロードフォースエリート

『ロードフォースエリート』は、EUではVW/AUDI、BENZ等の足回りサービス機器の推奨機器に選定されています。足回りに関連するトラブル解決、高品質サービスを提供することで、ユーザー様との信頼関係が構築できるでしょう。さらに競合他社との差別化のために、満足度の高いサービス提供とコミュニケーションでイメージアップを図ったり、高付加価値をつけ収益をアップできるのではないでしょうか…。

(取材提供 株式会社イヤサカ様)

ナメたボルトを緩めることが可能
滑り止め バルブコンパウンド

ナメてしまったキャップボルトやナメたプラスネジを緩めるのに苦労したことはありませんか?そんな時はこのバルブコンパウンドをツールの先(ヘックスやドライバーの先)に塗るとグリップ力が高まりナメることなく緩みます。ダイラタンシー現象(物体の内部に力がかかり、液体の状態から固体に変化する現象)を利用して、剪断応力に対して抗力が発生し、滑らなくさせる機能があります。航空機整備業界では『滑り止め』としてポピュラーです。損傷の程度にもよりますが、お試しの価値はあります。

↓こんなにナメてしまっていても大丈夫! バルブコンパウンド バルブコンパウンド バルブコンパウンド
(取材提供 オートガレージ ユーロマイスター様)