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Thankyou Volume.42

活用していますか?補助金・助成金

「将来のことを考えて設備投資したいけど資金が足りない…」-経営者にとって資金調達は悩みのタネです。資金不足を解消するには、融資を受ける以外にも「補助金や助成金を活用する」という手段があります。どちらも国が交付する給付金であり、返済の必要はありません。ただし、助成金は、要件を満たしたものであれば原則だれでも受け取れますが、補助金は審査に通過しなければ受け取れません。また補助金は公募期間中にも関わらず、予算額に達した場合に終了するので事前に情報が必要です。

例えば、国土交通省による今年度の外部故障診断機(スキャンツール)導入補助金の公募受付は異例の早さで1億6千万円の予算を超えたため期限前に終了したようです。24年度には車載式故障診断装置(OBD)車検で先進安全技術の作業を省略した車両は車検に通らないと決定した背景と先進安全技術の普及でしょう。

一方、助成金は分かりやすくいうと「ご褒美」として交付されるお金です。例えば、業務改善の助成金は、事業所が業務の効率化や働き方を見直し、生産性の向上を実施するための設備投資を行った場合に費用の一部と助成するというものです。
助成金を受給したいと考えた場合、以下のようなスケジュールが一般的でしょう。

  1. 助成金交付申請書の記載、事前計画作成などの提出後、認定待ち
  2. 就業規則変更、インターバル制度、生産性向上に資する機器類導入
  3. 事業実績報告書の提出で助成金申請
  4. 助成金額の確定後に受給

助成金受給には計画と実績を繰り返し行う必要があり、あくまでもそれ自体は手段だと思われます。改善意識は事業所が活性化していくのに大変重要だと思います。

働き方改革が叫ばれているなか、生産性向上を図るべく様々な取り組みが注視されており、多くの支援制度があるようです。詳しくはお付き合いのある社会保険労務士さんにご相談されては如何でしょうか?

(西山)
Catch Up the Trends

ADAS(先進運転支援システム)が与える影響

ADAS(アドバンスド・ドライバー・アシスタンス・システム:先進運転支援システム)とは、自動車自体が周囲の情報を把握し、ドライバーの死角にあるもの等を表示・警告し、今後起こる可能性を事前に検知し、事故を未然に防ぐための運転支援システムです。運転に必要な「認知」、「判断」、「操作」といった一連の動作に対しての安全確保をADASが行い、ドライバーを支援します。

ADASとAD(自動運転)との違いはドライバーが自動車の運転に対してどこまで関与するかという点です。ADASは事故を回避するように運転を支援するという発想です。一方、ADはドライバーの関与なしで車の判断で走行するという発想です。

ADASは、車載CCDカメラなどの複数の情報源から入力された情報を自動車用に画像処理し、人や物体に衝突しそうになると自動的に制動を行って衝突を回避します。またCCDカメラは2台使用され画像の比較、その物体までの距離などを計算します。このようにADAS機能は自動車に搭載されたカメラ、センサー等が検知した情報を車載ECUに交わしてドライバーに警告、運転支援をします。

衝突軽減ブレーキ レーンキープアシスト/アダプティブクルーズコントロール 道路標識認識システム
①衝突軽減ブレーキ ②レーンキープアシスト/アダプティブクルーズコントロール ③道路標識認識システム

ADASに影響を与える作業には、事故車修理、ボディリペア、アライメント調整、システム故障、タイヤ交換、フロントガラス交換、足回りチューニング、センサー/カメラ交換など多くの作業があります。
これらの作業には、ADASキャリブレーション(校正)が必要になります。キャリブレーションは作業者の技能、機器の精度、作業場の状態により精度が左右されます。キャリブレーションを怠ったり、誤ったことが原因で事故が起きた場合、整備事業者が責任を問われる事態も想定されます。今後、整備事業者の負担は大きくなりますが、それは逆にいえば、キャリブレーションを高いレベルで行える整備事業者になることで、それを強みとしてアピールすることができるとも言えます。

動的キャリブレーション
動的キャリブレーション:走行中にシステム自身による自己補正
静的キャリブレーション
静的キャリブレーション:ターゲットボード等を使用
参考資料:ボッシュ株式会社

ADAS関連技術は日々進化しており、最新技術情報の共有のため様々な展示会やセミナーが開催されております。ぜひ積極的に情報を入手してみてください。

キャリブレーション?それともエーミング?

カメラやミリ波レーダー等を校正する作業は、キャリブレーションと呼ばれたり、エーミングと呼ばれたりします。どちらが正しいのでしょう?現時点では、車メーカーやディーラー、保険会社によって呼び方が混同しています。エーミング(Aiming)とは「的を狙う」という意味であり、ターゲットボードをミリ波レーダーやカメラで狙うことから出てきた言葉と思われます。本コーナーではエーミングを含めた校正作業をキャリブレーションと呼びます。

次号ではADASによるミリ波レーダー及びカメラ用キャリブレーションに関しての情報です。

accident file

case51ベンツW205 バックアップバッテリー故障

突然メーター内に「バックアップバッテリー故障」と警告が出てきて、慌てて入庫されるお客様がディーラーでは多いそうです。そのまま交換しなければ車両が動かなくなるということはありませんが、ECOスタートストップ機能(アイドリングストップ機能)と、ホールド機能(坂道発進時ホールド)が使用できなくなります。バッテリーと言っていますが、実際はコンデンサーです。高電圧・短時間放電(瞬間放電)などで劣化していきますので、通常のバッテリーと同様、定期交換部品と考えても良いかと思います。

↓こんな警告が表示されます ↓交換するコンデンサー
警告表示 交換するコンデンサー
イラスト

この部品は、W205の場合、グローブボックス下のカバーを外して足元のカーペットをめくり、プラスチックカバーを開けたところにあります。

(フロント 松石)

case52VW アイドリングストップしない
VWシャラン2012年(DBA-7NCAV)

エンジン始動時メーター内にStart-Stopエラーが表示され、信号で止まってもアイドリングストップしなくなる事態が発生!診断機でテストしてみてもフォルトが無いので、まずはバッテリーを交換しました。しかし、交換後すぐはアイドリングストップが効いていたのに、しばらく乗っているとまた同じ症状が…(泣)

いろいろ調べていくと、”ブレーキブーストバキュームシステムの機械的故障”のフォルトが…。このフォルトが出るとアイドリングストップエラーになることが発覚。バキュームラインには異常がありませんでしたが、エンジン裏側に電気式バキュームポンプを発見。(マスターバックの負圧はインマニ以外にも電気式バキュームポンプが付いていて、これで負圧を発生させているようです。)この電気式バキュームポンプを交換すると症状は改善しました。

原因は、カウルトップ部分よりエンジンルーム内に雨が浸水して、このポンプが濡れて故障していたためでした。アイドリングストップの安定にはバッテリーだけではなく、すべての環境が整っていないと不具合を起こすものだと実感する事例でした。

(フロント 松石)
取材協力:Vainqueur様

車の車体整備に欠かせないハンディリベッター
独Wieländer + Schill社 XPress800モジュラーリベットシステム  

各自動車メーカーは製造時にリベットの適用を大幅に増やしており、補修作業においてアルミの使用が多いヨーロッパ製自動車の整備においてもリベッターは必需品となっております。

W+S社『XPress800』は、自動車補修に必要とされるさまざまなリベット作業をモジュール交換により対応できる最新型リベットシステムです。
この製品は、メルセデスベンツより認定リベッターとして登録され、現在進行している車体整備工場の認証でレベル2以上の必須ツールとされました。
現在、自動車のボディー構造は軽量化や運動性能向上のためにアルミニウムが多用されています。アルミ同士の接合やハイブリッド構造(アルミ+スチール等)では従来のスポット溶接ができず、リベット+接着剤の組み合わせが主流です。

新車製造時の接合として、①SPR(セルフピアシングリベット)方式のリベットを使用するのが一般的ですが、他にも②FFR(フローフォームリベット)で接合するケース、③BR(ブラインドリベット)を使用するケースとまちまちです。

セルフピアシングリベット FFR(フローフォームリベット) BR(ブラインドリベット)
①SPR(セルフペアシングリベット) ②FFR(フローフォームリベット) ③BR(ブラインドリベット)
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鋼板同士の接合においても、例えばMB最新の車体ではセンターピラーやロッカーパネルにおいて1,500MPaクラスの超高張力鋼板を使用かつ非常にシビアな板組となっています。新車製造時はスポット溶接されていますが、補修の現場ではスポット溶接機ではスペック不足のため、6.7mm径の貫通穴をあけて特殊なブラインドリベットで止めるように指示されています。
またBMWの補修プロセスでもリアサイドパネルで新品交換にSPR+接着剤での施工が指示されておりボディーショップにおいてもリベッターはなくてはならないものになりつつあります。

資料提供 株式会社ヤシマ